病室

【腹腔鏡・子宮全摘手術】手術直後は意外と平気:手術当日(オペ室~病室へ)翌朝まで

子宮全摘直後は‘ガクブル’だけど、意外と余裕!

子宮全摘出後、いよいよ目を覚ましました。
あ、ここからが本番だと、にわかにスイッチON。

「○○さ~ん、○○さ~ん」と腕をやさしくポンポン。
すると目をゆっくり開くといった間合いは、ほんとドラマのワンシーンのよう。

まず直ぐに実感したのは
子宮があったと思われる場所に、ぽっこり丸い空間が空いている、ということ。
こんなにもリアルに感じ取れるものだんだと。
重さのない、なんとも言えぬ体感は初めての感触で
あぁ本当に摘出したんだという念に支配されました。

が、感謝を忘れぬわたしは(笑)ただひたすら御礼を口にしました。
「ありがとうございます、ありがとうございます…」
もうね、呪ってくれといわんばかり、呪文のように。
出産のときもそうでしたが、自分がやりきった感動を相手への感謝として変換するのか
自分1人の力でななし得ないことなので(特に今回は寝ていただけ)
意識が朦朧としている中、ただただ御礼尽くしました。

こんな状態でも、手術台から病室ベットに移動してもらったことは覚えています。
この瞬間は1,2、3という声掛けで2,3人が息がぴったりと合ってたので
その介護技術に凄いなって感動と、重くてすいません…というわたしが持ち上がった驚きが衝撃的でした。

「足は動きますか?」の問に
足を持ち上げたことで、麻酔からしっかり戻っているサインとなったようです。

このときは、麻酔切れたあとの痛みが恐怖だったので
麻酔の余韻で朝まで寝たい、できれば覚醒させないでくれ…という気持ち。
なので眠りに落ちかけていたとき、聞こえた男の人の声に

「ありがとうございました。」と伝え
「え?いま、麻酔効いてるんですか?起きてます??」
って返答に看護師さんが
「しっかりあるかと思いますよ~」と応える会話を聞き
「(あ、○○くんか※夫)あるよ、ありがとう」。と現実に戻され
立ち会い(待合い?)への感謝と、意識を戻されたもどかしさを同時に感じました。

意識ははっきりあるものの、身体的な動作は難しく
瞼を開けることも一苦労なんですよ~。会話も振り絞る勢いです!

ゆっくりさせないことが回復への道!?子宮全摘~翌朝まで

病室へ戻り、脈拍装置、尿管をセットされ(ここの記憶は曖昧、点滴は術前より繋ぎっぱなし)
夫が病室に入ってきました。
夫の「子どものお迎えがあるので…」に、16:30ぐらい?ということが推測されたので
手術の所要時間は約2.5時間ということになります。

利き手を確認され、(右利きなので)左側に心拍装置を設置されます。
術後の経過って重要みたい!

このときの症状はどなたかのブログで見たとおり、からだが寒さを感じている?
顎がカクカクしているし、電気毛布かけられても違和感ないし。
寝たい。に尽きるのに
薬剤師さんの挨拶に続き、アレルギーの確認。

その傍ら夫はスマホを出し、充電など色々気をつかってくれましたが
心底ほっといてほしい、眠りたいが優先してしまい
お迎えの時間も気になり、最低限で良いことを伝え、帰宅してもらいました。

一人になり落ち着くと、やっぱり、お腹にぽっかり空間を感じます。
産後の感覚によく似ていて、すっきりした感じでもあります。
要は快適! ※わたしの場合出産直前まで常、食べづわりがあったので…

定期的に(恐らく1時間置き)脈、体温、尿管のチェックがはいって
とても丁寧なので、安心します。

事前確認をあまりしていなかったので、予定を聞いてみると
明日歩けたら尿管が外れるとのこと。

お腹右側に痛みがあり、ドレーンがついているのかと思いましたがその存在はなく
尿管のみが繋がっていることを認識しました。

うとうとしたり、起こされたりを繰り返したので時間は定かではありませんが
18時ぐらい?に、かけてもらっていた電気毛布が熱く感じ取ってもらいました。
この時点で唇の震えなど、異常な寒さは感じることはありません。
高熱が続き…という話もよき見かけましたが、わたしはあがっても37度前後で
それも退院するあたりには落ち着き、あ、自分って丈夫なんだな…と自覚。

また途中、脈の測定がなかなかとれず、横になるととてもゆっくりしてしまう体質なようです
(どうでもよい情報、これは備忘録的な…)。

生理のような、なにか出た感が感触に不安を感じ伝えましたが、異常はありませんでした。
このチェックも産後に酷似していますよね…。
産後に出血がとまならい経験があったので、そのときの恐怖がしっかり残っていたのかもしれません。
子宮を全摘した後、出血するしないは個人差が大きいように思えます。
自分の場合、生理初日ぐらいが術後1,2日あったぐらいで
その後は皆無なので、少ないほうかと思います。

このタイミングで夕飯が運ばれてきましたが、イヤイヤ、無理です!!とノックアウト。
水だけ含み、薬のみ飲みます。

からだを起こすとお腹が筋肉痛みたいに辛い…痣のような痛みに近いかな?
これも産後に似ていますが、自分は仰向けにしかなれませんでした。
本当は腰へ負担かかる理由で、寝返りしたほうがいいらしいのですが(中の回復的にも?)
お腹の中が子宮不在により、動くうごく!
このおかしな感触にメスで切った箇所も怖く、寝返りうてたのは術後しばらくたってからです。

そして夜はふけ0時。
スマホで本記録ができるほど経過は落ち着き、回復しました。
生理痛みたいな鈍痛がありましたが、生理痛は強いほうだったので10段階でいうとことの3。
術後からかわらぬ痛みだったので、わたしの場合さほど強くはありませんでした。
麻酔も残っていたからかな?お腹に痛み止め打ったとも言っていたし…
確かに腰をさわると歯の麻酔のように、ジンジンした響きがあり、痛みはこれから?とも思いましたが
入院中、1度座薬を入れただけで(初めて歩く前!)、退院後は使用しませんでしたし
わたしの場合、余裕で乗り切れる痛みでした。

病室では乾燥はさほど感じず、麻酔からくる水分不足で水飲みたい!!はありませんでした。
ただ尿量が少なかったようで(頻尿だったのでこちらの自信はなく…)
夕飯も食べられなかったため、点滴は増やされたようです。

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