【世の母へ捧ぐ】決して正しくはないけれど、間違ってもない。 万引き家族
この作品は、とても気になっていた1つ。
母は映画館へ足を運び「 つまらなかった 」といった。
自分が観て思ったのは、世代がちがうからこそ響かないのではないか?と…。
家の主と思われる治が、ポツリとさいごにいったひとことがとにかく重く響いた。
俺に教えられるのは、それだけだった。
法の世界を無視すればこそ、なんて愛のある想いだろうと感じた瞬間。
父ではなかった1人の男が、自分の1番得意なことをただ単に教えただけだった。
そこに後ろめたさは微塵もなかったのだと思う。
スイミーを英語だと勘違いした彼は、彼の生き方すべてを捧げただけなのだから。
リリーフランキーの父親役は、とてもすき。
そして父になる同様、現実味を帯びた、子どもに寄り添う姿がやさしい。
いそうでいない、クレヨンしんちゃんのひろしとも重なる。
自分は亜紀の立場が気になる存在。
実は、わたし自身、さやか(源氏名のほうじゃないよ)の立場。
ここにはまちがっていない、愛があったんじゃないかな…
おばあちゃん、もらったお金、つかっていなかったよね?
ファッション、建築(インテリア)業界を経て大手IT会社にて業務系ソフトウェアの企画に携わる。
出産を期に会社を退職し、広告業に転身。
‘目の前に友だちがいる’ことをイメージし、丁寧な取材・調査、執筆を心がける。
胸に響いた言葉は、いちご農家に転身された女性の[努力しないと損!]。
監修:株式会社Crepas
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