万引き家族

【世の母へ捧ぐ】決して正しくはないけれど、間違ってもない。 万引き家族

この作品は、とても気になっていた1つ。
母は映画館へ足を運び「 つまらなかった 」といった。
自分が観て思ったのは、世代がちがうからこそ響かないのではないか?と…。

家の主と思われる治が、ポツリとさいごにいったひとことがとにかく重く響いた。

俺に教えられるのは、それだけだった。

法の世界を無視すればこそ、なんて愛のある想いだろうと感じた瞬間。
父ではなかった1人の男が、自分の1番得意なことをただ単に教えただけだった。
そこに後ろめたさは微塵もなかったのだと思う。
スイミーを英語だと勘違いした彼は、彼の生き方すべてを捧げただけなのだから。

リリーフランキーの父親役は、とてもすき。
そして父になる同様、現実味を帯びた、子どもに寄り添う姿がやさしい。
いそうでいない、クレヨンしんちゃんのひろしとも重なる。

自分は亜紀の立場が気になる存在。
実は、わたし自身、さやか(源氏名のほうじゃないよ)の立場。
ここにはまちがっていない、愛があったんじゃないかな…
おばあちゃん、もらったお金、つかっていなかったよね?

 

 

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。